スマホゲームアプリ『ウマ娘』の攻略記事になります。本記事では、【タマモクロス】について詳しくご紹介させていただきます!
『タマモクロス』の概要
名前 | タマモクロス |
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CV | 大空直美 |
学年 | 高等部 |
誕生日 | 5月23日 |
身長 | 140cm |
体重 | 計測不能 |
スリーサイズ | B71・W52・H73 |
キャッチコピー | ツッコミは稲妻の如し 見せろ根性、浪花っ娘 |
自己紹介 | タマモクロスや!ウチはな、レースで勝って 勝って勝ちまくって名前を売るんや!ナリが ちっさいからって、なめとったらあかんで! |
元ネタ
1984年生。主な勝鞍は天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)など。同期はゴールドシチーなど。
父シービークロス 母グリーンシャトー 母父シャトーゲイという血統。シービークロスは、父父グレイソヴリン-父フォルティノと代々続く由緒正しい(?)芦毛の継承馬であり、現役時代は直線一気の末脚で『白い稲妻』の異名をとった人気馬。
タマモクロスも父同様に芦毛であったため、『稲妻2世』もしくは父と同じ『白い稲妻』と呼ばれた。
タマモクロスの生産牧場は当時経営危機に立たされており、誕生した同馬の資質を見込んだ生産者は必死の売り込みを行うが、見栄えせず更に食も細かったこの仔馬を高額で買い取る馬主は現れず、結局4~500万という安値で引き取られることになった。
非常に神経質で体質も弱かったため、デビューは3歳の3月とかなり遅れた。更に出走した新馬戦を惨敗、その後ダート中心で使われ3戦目で初勝利を挙げるも、以降、レース中に転倒した他馬に巻き込まれ負傷するなどの不運もあり、なかなか芽が出ない日々が続く。
転機が訪れるのは秋も深まった10月。気晴らしにと芝レースに出走すると、7馬身という着差で圧勝。ここから無敵の快進撃が始まる。
続く条件戦も8馬身差で圧勝し、次走は鳴尾記念(当時は12月開催のGII競走だった)に格上挑戦。53kgという軽斤量ではあるが、同年クラシック戦線で活躍したゴールドシチーや前年菊花賞馬メジロデュレン(メジロマックイーンの半兄)らを退け、6馬身差コースレコードという衝撃の勝利を飾る。
有馬記念を回避して出走した金杯(西)(今で言う京都金杯?)では、後方から馬郡を縫うように最内を抜け出して勝利。続く阪神大賞典は前詰まりを起こしながらもダイナカーペンターと同着勝利を飾り、ついにGI天皇賞(春)へ駒を進めると、ここを3馬身差で完勝。重賞4連勝でGI制覇を達成する。
なお鞍上の南井克巳騎手は、後にオグリキャップとのコンビで名勝負を繰り広げて『豪腕』と称され、更に後にはナリタブライアンと共に三冠ジョッキーの称号を手にするなどの活躍を果たすのだが、当時までに八大競走50連敗、GI競走40連敗と苦杯をなめ続けており、この勝利は騎手生活実に18年目にして初の栄冠であった。
更に余談だが、サイレンススズカの主戦は言うまでもなく武豊騎手であるが、同馬唯一のGI勝ちである宝塚記念での鞍上は、この南井騎手である。(武騎手はエアグルーヴに騎乗し3着)
南井騎手は最終的にG1を16勝し引退後に「僕の騎手人生はタマモクロスのようだった」と語っている。
次走の宝塚記念では、早めの競馬で短中距離王者アキツテイオーパイセンニッポーテイオーを並ぶ間もなく交わして圧勝し、名実ともに最強馬の座に君臨する。
一方その頃、一つ下の世代ではとある馬が注目を集めていた。地方笠松競馬から中央に殴り込みをかけ、目下重賞6連勝中の芦毛馬オグリキャップである。
連勝街道を突き進むこの2頭の芦毛馬は、天皇賞(秋)でついに激突する。
当日のオッズは、一番人気に前走毎日王冠を叩いて完勝したオグリキャップの2.1倍、タマモは休み明けぶっつけでの出走が響いたか、2.6倍と差のない二番人気であった。
レースはレジェンドテイオーが大逃げを打ち、タマモは普段の後方待機ではなく続く2番手好位を追走、オグリは中団後ろ目の7~8番手に位置する。
タマモは第4コーナー手前あたりから徐々にポジションを押し上げていくと、直線でオグリが追い上げてくるのに合わせて一気にスパート、同馬に対し1と1/4馬身の差を保ったままの完封勝ちを収める。
この勝利で、天皇賞の勝ち抜け制度が廃止された1981年以降(それより前は、天皇賞勝利馬は春秋関わらず以降の天皇賞に出走できなかった)、史上初となる天皇賞春秋制覇を達成する。
一方オグリは、中央移籍後初の敗戦となった。
次走はジャパンカップ。このレースでは、イタリア調教馬で同年の凱旋賞馬トニービン(後のウイニングチケットやエアグルーヴなどの父)の出走が話題を呼び、タマモ・オグリと共に人気を集めた。
レースは終始全馬一団となって進む激戦になった。タマモは後方から外目に持ち出すと4コーナー手前から進出、直線残り300mで先頭に立つが、事前にタマモが叩き合いに強いことを察知していた米ジョッキー・C.マッキャロン駆るペイザバトラーが、内から馬体を離しつつ伸びていき、同馬に半馬身差の2着と敗れた。これで連勝記録は8勝、重賞連勝記録も6勝で途絶えた。
オグリは天皇賞に続き、タマモから1と1/4馬身差の3着、注目のトニービンは、直線で骨折を発生して5着だった。
次走の有馬記念で引退となることが決まった。この少し前から、昭和天皇重体の報が各方面へもたらされており、この有馬記念が昭和最後のGI競走となることが確実視されていた。
タマモクロスは、もともと体質が弱かった上に激戦続きが響いて体調を崩してしまい、回避も考えられたほど調子が悪かった。
しかし、有馬記念ともなれば王者として受けて立つのが役目と出走を決断する。
レースは出遅れて最後方からの競馬に。道中折り合いを欠きながらも、第3コーナーから一気に捲って先頭集団に取り付くが、中段から抜群のタイミングでスパートしたオグリを交わすことができず、半馬身差の2着に敗れる。
オグリは3戦目にしてついにタマモへの雪辱を果たすこととなったが、体調不良を押してのタマモの走りは負けてなお強しと感じさせるものであった。
こうして芦毛最強の座を引き継いだオグリキャップは、この後稀代のアイドルホースとして、日本中を巻き込む大ブームを起こすことになる。
有馬記念をラストランとし絶頂期での引退となったが、これは高齢だった馬主が生きているうちにタマモクロスの子供が見たいと願ったためである(叶わなかったが)。
引退後は種牡馬入りし、カネツクロス等の重賞馬を出して活躍したが、GI勝馬は出なかった。
辛うじて、日経賞でゼンノロブロイを破ったウインジェネラーレが種牡馬入りしているが、種付け実績がほぼないような現状であるようだ。
血統表にその名前を見ることはもはやほぼ無いのだが2022年の高松宮記念を制したナランフレグはタマモクロスの血を引いている
前述のとおり、タマモの故郷は生産当時経営危機に立たされており、結局彼の活躍を見ることなく倒産してしまった。
その為、表彰式の生産者の台はいつも無人であったが、人知れず彼の活躍をずっと応援していたそうである。
ちなみに同牧場で生まれたタマモクロスの妹のミヤマポピーも、タマモが天皇賞(秋)でオグリを下した直後にエリザベス女王杯を制しており、彼らの活躍まで牧場が持ちこたえて居ればと思わずにはいられない。
事実として、彼らを含む同牧場生産馬わずか5頭のこの年の総獲得賞金額は、押しも押されぬ天下の社台ファーム、セイウンスカイらの故郷となる西山牧場に次ぐ3位となっている。ちなみにメジロさん家は5位だった
冒頭のキャッチコピーは、JRA作成のポスター「ヒーロー列伝」で用いられ、その後天皇賞(秋)のCMでも起用されたものである。
同ポスターは西日の逆光の中、虚空に向かって雄叫びを上げるかのようなタマモクロスの写真が使用されており、JRAのキャッチコピーで最も秀逸なものとされることも多い。
また、競馬漫画の金字塔である、少年ジャンプ『みどりのマキバオー』の主人公ミドリマキバオーのモデルが、このタマモクロスであるという通説がある。
ただし、父のモデルがジャパンカップで一緒に走ったトニービンであり、血統的にはチケゾーが近い。
また作中に登場するモーリアローという馬の境遇がそのままタマモクロスと牧場のエピソードになっている。
他にもマガジンで長期連載されていた風のシルフィードの主人公シルフィードの通称が白い稲妻だったりとメディアミックスに関係が深い。
2003年4月10日、腸ねん転で死亡。19歳没。
初期レア | ★★★☆☆ 星3 |
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名称 | 疾風迅雷 |
入手方法 | ウマ娘ガチャから入手 |
固有二つ名 | 白い稲妻 |
おすすめ距離 | 長距離、中距離 |
おすすめ脚質 | 先行、差し、追込 |
簡易評価・おすすめポイント |
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・固有はレース後半の直線に速度・加速力UPで優秀 ・成長率はスタミナが必要な長距離レースで優王 ・有用な追込用スキルの直線一気を自前で取得可能 ・尻尾上がりの上位金スキルも有用 |
タマモクロスの初期適性
芝 | ダート | |||
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バ場 | ||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | ||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 |
基礎能力と成長率
タマモクロスの基礎能力
星2 | 83 | 95 | 105 | 83 | 84 |
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星5 | 101 | 116 | 129 | 102 | 102 |
タマモクロスの成長率
+0% | +20% | +10% | +0% | +0% |
固有二つ名(称号)の取得方法
白い稲妻 |
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天皇賞(春)、宝塚記念(シニア級)、天皇賞(秋)(シニア級)、を含む重賞を8勝以上し、ファン数が240000人以上になる |
タマモクロスのスキル
固有スキル
白い稲妻、見せたるで!
レース後半の直線で好位置にいるまたは中団から前を狙うと稲妻の如く駆けて行く |
初期スキル
尻尾上がり
レース中盤にスキルを多く発動すると速度がわずかに上がる |
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イナズマステップ
レース中盤に後ろの方にいるとしばらくの間少し囲まれにくくなる<中距離> |
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位置取り押し上げ
レース中盤で速度がわずかに上がる<作戦・差し> |
覚醒スキル
好位追走 (覚醒Lv2)
レース中盤でわずかに疲れにくくなる<作戦・先行> |
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迅速果断 (覚醒Lv3)
レース中盤で速度が上がる<作戦・差し> |
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直線一気 (覚醒Lv4)
ラストスパートの直線で加速力がわずかに上がる<作戦・追込> |
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尻尾の滝登り (覚醒Lv5)
レース中盤にスキルを多く発動すると速度が上がる |
育成ポイントと目標一覧
育成ポイント
2年目の特定期間に特殊イベント
タマモクロスは2年目の特定期間に『バ群を怖がる期間』が発生。ランダムで体力消費が多いレース後特殊イベントが発生するが、期間中1回以上重賞レースに勝利するとシニア1月のイベントで獲得できるスキルPtがアップする。
期間中のレース後特殊イベント | |
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レース勝利 | 上選択肢: 体力-20 5種ステータスからランダムに1種を+8 スキルPt+35 下選択肢: |
すくむ脚 | 上選択肢: 体力-30 5種ステータスからランダムに1種を+4 スキルPt+30 下選択肢: |
3年目の特定G1レース勝利で隠しイベント
3年目の目標レース宝塚記念、天皇賞秋、有馬記念とジャパンCのすべてを勝利することで隠しイベントが発生。スピード+15、根性+10に加えて自身の覚醒スキル『尻尾の滝登り』の前提となる『尻尾上がり』のヒントLv+2を獲得できる。